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エルメスのデザイナー

ジャン=ポール・ゴルティエ
 
ヴェロニク・ニシャニアン
 
マルタン・マルジェラ
 
セルジュ・アモルソ
 

ジャン=ポール・ゴルティエ(Jean-Paul Gaultier)

祖母の影響から幼少時に洋裁の基本を遊びながら身に付けたジャン・ポール・ゴルチエは、デザイナーになるための教育は受けた事がないそうです。 やがてデザイナーを志すようになったゴルティエは、自分のデザインしたスケッチをスタイリストなどに送り、1970年、18歳の時、そのスケッチが認められて ピエール・カルダンのアシスタントとしてキャリアをスタートさせることになりました。

その後、ジャック・エステレル、ジャン・パトゥなどで経験を積み、1976年に初めて自分のレディース・コレクションJean-Paul GAULTIERを発表。 1978年にオンワードと契約を結び独立。アヴァンギャルドなコレクションを展開し、 1980年代には下着ルックやボンデージ・ファッションなどを発表して一躍脚光を浴びました。
1984年春夏からメンズ・コレクションを発表。1990年にはマドンナのワールドツアーの衣装を担当し大きな反響を呼びました。 また、「フィフス・エレメント」をはじめとした映画の服飾も精力的に行い、多くの作品で衣装を手がけています。
1997年春夏からオートクチュール・コレクション「GAULTIER PARIS」を発表。 2004年秋冬から自身のアシスタントであったマルタン・マルジェラがエルメスを去ったのを請け、 エルメスレディース・プレタポルテのデザイナーも兼任することになりました。

一説によると、エルメスは2002年の段階では次期デザイナーとしてジル・サンダーにも声をかけていたそうですが、 2003年のオスカーファッションのトップといわれているニコール・キッドマンゴルチエを着ていたこともあり、 ゴルティエをデザイナーに起用することでこうしたセレブ達の支持を得ようという思惑がエルメスにあったと言われています。

ヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)

フランス・パリ生まれのヴェロニク・ニシャニアンは、パリ・オートクチュール専門学校を首席で卒業。 1976年からセルッティでメンズコレクションのデザイナーとして活躍しました。

エルメスのメンズ部門のデザイナー兼ディレクターに就任した1988年には、若いクリエイターに贈られるパリ市長賞を受賞。 その後、現在に至るまでエルメスのメンズ・プレタポルテを率いてきました。

ディテールに拘る彼女は、エルメスならではの高級素材と繊細な色調を大切にするデザインが特徴で、 伝統を重んじつつクリーンで上品な大人のファッションを提案しています。

マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)

1957年、ベルギーのルヴァンで生まれたマルタン・マルジェラは、アントワープ国立学校を卒業後、 ジャン=ポール・ゴルチエの下で修行を積み、 89年春夏のパリ・コレクションでレディースのプレタポルテを発表しデビューを果たしました。

病院や駅でコレクションを行ったり、ボロ布を用いた衣装を発表したり、モデルを使わずに操り人形に衣装を着せたコレクションを発表するなど、 奇抜な発想で注目を集めました。
山本耀司など80年代の日本人デザイナーの影響を受けつつ、常に進化をしていかなければならないモード界に異議を唱え、 古着の再生やユーズド加工など独自の観点からデザインを行い、アヴァンギャルドな路線を歩みました。

自身のコレクションを展開する一方、97年にエルメスのレディース部門のデザイナーに就任することとなります。
エルメスのレディースのプレタポルテは、これまでエリックベルジェールやクロード・ブルエらが中心となってデザインされていましたが、 1997年5月、エルメスの5代目社長ジャンルイ・デュマは、デザイン部門を統括していたクロード・ブルエの引退を機に、 前衛的なデザイナーとして知られていたマルタン・マルジェラを主任デザイナーに起用しました。

斬新なデザインを発表したコレクションは大きな成功を収め、エルメスのブランド認知度を飛躍的に高めることとなりました。 また、2000年9月には世界初となる自身の路面店を東京・恵比寿にオープンしています。

マルタン・マルジェラは2004年春夏までエルメスのデザイナーを務めましたが、自身のコレクション Martin Margielaに集中するため、 エルメスのレディース・コレクションをかつての師ジャン=ポール・ゴルティエへと託しました。

セルジュ・アモルソ(Serge Amoruso)

セルジュ・アモルソはエルメスの工房で重要なポジションに就いていたエルメスの元職人です。
彼はエルメスで8年のキャリアを積んでいましたが、自分の理想を追い求めて独立し、1994年パリに店を構えました。

ヴォージュ広場やピカソ美術館があり、貴族の城館や豪商の館などが残る静かな佇まいで、 ヴィクトル・ユーゴーの「あゝ無情(Les Mise'rables)」にも出てくる4区のマレ地区。
そのロワ・ド・シシル(Roi de Sicile)通りの一角にセルジュ・アモルソのアトリエがあります。
そのアトリエでは、3人の職人が日々バッグをはじめとする革製品を制作。
伝統職人のアトリエ兼ショップや各界のクリエイターの工房が建ち並ぶマレの地で、 エルメスで磨かれた最高の技術にセルジュ・アモルソ独自のセンスがスパイスとして加えられたレザーグッズが 仕上げられています。

贅沢な革選びと上品な雰囲気を醸すのが巧く、 依頼されたものはどんなモノでも革によって形にしてしまうというアーティストといわれており、 2010年、優秀な職人たちに与えられる勲章をフランス政府から授与されました。

アトリエ所在地
39,rue du Roi de Sicile,75004 Paris

日本ではストラスブルゴ(STRASBURGO)で セルジュ・アモルソのバッグ等の作品が入手できます。

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